明神下診療所のデイケア
今回は明神下診療所のデイケアについて書いてみようと思います。
まぁ……酷いとこでしたね……。
日本の障害者支援の実態があんなものかと思うと、やる気がなくなりますね……。
正確には、発達障害者支援、アスペルガー支援ですけれども……。
とにかく、順を追ってお話します。
1:形式的にはどうであったか
形式としては週に4日、火曜日から金曜日まででした。月曜は診療所がお休みなので、それに連動してデイケア(以下DCと略記)もお休み。
土曜には就職した人間向けのデイケアもあるという話も聞いたように思いますが、自分は知らないので今回は触れません。
午前は10時30分から始まって、午後は(建前として)15時30分に終了。
プログラムはだいたい、午前と午後で分かれていて、種類はいろいろありましたね。
最も、疑問に思うプログラムも多かったですけど。
あと、中には一日ずっと同じプログラムをやるってのもありました。
ちなみに、プログラムを拒否することはできませんでした。
いくつかあるプログラムから好きなものを選択して参加する、という自由もありませんでした。
もうひとつおまけに言うと、午前だけ、或いは午後だけ参加して他はお休み、なんていう変則的な参加も認められませんでした。
最後に。「建前として」遅刻や無断欠席は厳禁でした。
2:どんなプログラムがあったか
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)、認知行動療法の講座。
運動系のプログラム(ビリーズ・ブートキャンプや中国体操)。
ゲーム大会やDVD鑑賞会、読書会、合唱プログラム、リサーチ・トレーニング。
リサーチってのは、お題について調査をしてきて、それを紙にまとめて発表するというものです。
他には、マンダラ塗り絵とか手芸、料理プログラムや外出しての博物館等見学。細々したのも、思い出せないのもありますが、ざっとこんなところです。
まともと言えるのはSSTと認知行動療法くらいで、後はおざなりのみじめな福祉的プログラムでしたね……。
すべてを説明するとキリがないので、特に嫌なものだけ説明します。
○運動プログラム
まぁ、運動ということも分かりますけどね……。しかし、ビリーズ・ブートキャンプってのは許されるのか。
案の定、ビリーをやった次の日は筋肉痛の人が続出、DCを休むひとがたくさんでしたね。
ふだん運動をしない人にあんな激しい運動をさせて、肉離れでも起こしたらどうするのか。
スタッフ側の良心を疑うようなプログラムでしたね。
中国体操はまぁまぁマシでしたが……。
医師の中国趣味、東洋趣味がすけてみえるようで僕は大嫌いでした。
余談ですが、あの診療所の医師はなにかというと東洋哲学や東洋思想を持ち出すので、僕は大ッ嫌いです。僕は東洋的な哲学や思想が大ッ嫌いだから。
○ゲーム大会
実施は月に1回程度。しかし、愚にもつかないプログラムでした。
やってることといったらUNOだとか大富豪だとか、坊主めくりだとか、まぁそんな子どもだましでしたね。
なんで20や30の大人が集まって、坊主めくりなんぞしなきゃならないのか……。
僕はそれが嫌だったんで、自分でいくつかゲームを持っていきましたね。
最も、ウケるゲームとウケないゲームとの差が激しく、お互いに感覚のズレを痛感したんで後半はやりませんでしたが。
なんていうんでしょうね……。アスペルガーの人を相手に、交渉や駆け引きの要素を楽しんだりするのは無理だなって思いましたね。具体的に言うと人狼みたいな奴。
そういう要素の入ったゲームをやると、普段から特にコミュニケーション能力の劣る人が割を食ってしまうんですよ。
そうすると普段から口の回る奴だけがリードをとって、僕としてはつまらない。
それに、たとえゲームでも嘘をつくのが嫌という人もいて、あれには閉口しましたね。
それと、先を想像するタイプのゲームも駄目ですね。メビウスさんから出てる「お先に失礼します」とか。
「この札を置いたら相手がさらに置いてくるから、そこに自分の札を置いてアガリ」みたいな想像や推理が殆ど苦手なんだな、と感じましたね。
とにかくやり辛い場でした。最終的にはジェンガタイプの、まぁ……ハッキリ言えば幼稚なゲームをやって、お茶を濁す形になってましたね。
○合唱プログラム
す げ ぇ 大 嫌 い で し た 。
歌う曲の歌詞の意味をみんなで解釈するところから始めるんですが、それが苦手という連中ばかりで絶望しましたね。
特に、比喩的な表現や自然な情緒の動きを理解するのが苦手らしく、そういう歌詞が出ると口の回る奴でも理解に苦しんでましたね。
す げ ぇ 不 愉 快 だ か ら
も う 書 き た く な い 。
○毎週金曜にやってた喋るプログラム
名前をド忘れしてしまったので、↑こう書くしかなかったです。
毎週金曜はこのプログラムで、お題に沿って3分以内に喋るというものでした。
いやぁ……いやぁ……思い出したくもない……。
喋るだけでなく、他人の話を聞く事もプログラムの中に入っていたんですが……。
まず、誰かが話してるとメモをとるので精一杯で、相手の方を向く余裕がない奴が大半。
別にメモなんかとってなくても、ずーっと下を向いてばかりで話してる相手を見ない奴も大量にいましたね。だから話してるとすげぇ不愉快。
話してるほうも酷い。持ち時間は3分だというのにえんえん5分くらい喋る奴、内容が事務的で、wikipediaか何かに書いてあるようなことをただ言ってるだけの奴、自分の意見や感想といったものがなく、客観的な事実を述べただけになってる奴。
そんな連中がうようよしてたから、聞くのもキツかったですね。
あと、テーマをなんか取り違えてる奴も多かったですね。
たとえば、「ニュース」というテーマなのにお寺の鐘が壊れたとか、そんなことを言ってる奴。「ニュース」という言葉に含まれている「社会一般に耳目を集める、みんなが関心を持っている事件や出来事」という意味合いが理解できてない!
もう本当……嫌だわ……思い出すの辛い……。
長くなったので今日はこれくらいにしようと思います。
本当に、嫌な思い出ばかりだった……。
これから明神下診療所のデイケアを利用しようかと考えている人のために、忠告の言葉だけ、最後に書きたいと思います。
やめたほうがいいですよ。最悪なところだから。