21世紀のシゾイド人格障害者

アスペルガー症候群と誤診されてた無職さんのブログ

思うことなど

先月の月間PVが1000を越えました(自慢)。

だから、少しだけ更新します。

 

まず、シゾイド人格障害って病気ですけど。

これは遺伝でなる病気じゃないし、先天的なものでもないです。

たしかに、遺伝的な素質がある程度、関係しているとは聞いてます。

でも、それだけですべては決まらない。世の中にはいろんな遺伝子があり、太りやすい遺伝子もあれば、糖尿病になりやすい遺伝子もあるし、他にもたくさんだ。

では、そういう遺伝子をもつ者すべてが、その病気にかかるのか? そんなことはない。遺伝的な素質、素因に加えて、ストレスや食習慣、生育歴、さまざまなことが影響して、発病するかどうかが決まる。

仮に太りやすい遺伝子を持っていたとしても、食事や運動に気をつければ、太らずに生きていける。そういうことです。同じようなことがシゾイドにもいえる。

 

個人的なことをいうなら、自分はとにかく、前のクソども(自由が丘メンタルの良田、前田、そして明神下の米田)から大打撃を受けた。それがシゾイド人格につながっています。

ゾイド人格って、大ざっぱに言えば、人付き合いが大嫌いと言うこと。僕もそうだ。一部の人たち以外は信用しないで、付き合いを持たずに暮らしている。友達も恋人もいらない、みんなが僕を叩きのめすからだ(認知の歪み)。

 

誤診なんかくらって、それで就職も学校生活もメチャクチャになった。そりゃ、人間不信になるし、「もう絶対、他人とはつき合うものか!」そういう態度にもなりますよ。

このように、今までに受けた心の傷やストレスなどが、発病するか否かに深く関わっている。遺伝だけでは決まらない。

 

「シゾイドは遺伝的な病気だ!」とか、いい加減なことを書かれたり言われたりするのは、

僕にとって非常に迷惑。それだけは、ハッキリと言い残しておきます。

 

 

もう一つ。シゾイドアスペルガーの違いですけど。

あくまで、患者としての立場から言います。

「国語的なこと、情緒的なことが理解できるか否か」

これがシゾイドアスペルガーの違いと、個人的にはそう思います。

 

明神下にいたころ、読書会があった。

でも、アスペルガーたちは本を読んでも、面白さが理解できなかった。

どいつもこいつもほざいたよ、「えっ、何が面白いんですか?」「面白さがよくわからなかった」。

幼稚園児が読むような絵本を読んで、やっと面白さが飲みこめたり、筋を理解する。その程度の力しか持っていない。それがアスペルガー

 

ちなみに、うちのH先生はこうおっしゃられてました。

アスペルガーは、基本的に小説や漫画などの情緒的な事柄(恋愛沙汰とか)を理解できない」

「かなり力がある人なら、簡単なお話なら理解できる」

「でも、ちょっとでも難易度をあげるとすぐにお手上げになる」

アスペルガーは、「情緒的なことを理解するのが苦手(not good at)」のではなく、ハッキリ言って「できない(cannot)」人たち」

言い回しや細かい部分までは再現して書けないけど、そのようなことを述べられました。

 

じゃあシゾイドはって、少なくとも僕は理解できますよ。

源氏物語』、『荒野のおおかみ』、『グレートギャツビー』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『アーサー王伝説』、『トリスタンとイゾルデ』、『罪と罰』、『アンナ・カレーニナ』、他にも好きな本(漫画や映画もだけど)はいろいろある。

みんな面白いと思ったから、最後まで読めたんだ。

 

「白い手のイゾルデは、なぜトリスタンに「黒い帆を張った船が来た」と言ってしまったか?」

そりゃ簡単だ、最初のイゾルデ、金髪のイゾルデが来ることが怖かったからだ。金髪の方がくることで、今の生活……トリスタンとの幸福な日々が壊れる、それが怖かったから、嘘の報告を家来にさせたんだ。夫が前に愛していた、そして、今も心の奥底で深く愛している女が来る。そんなこと、今の妻である白い手にとって、認められるわけが無い。もちろん、強い嫉妬の気持ちだって、あっただろうさ。

そして悲劇は起きた。トリスタンは絶望して死に、後から来た金髪のイゾルデも嘆き悲しんで死んだ。『ロミオとジュリエット』みたいな話だ。でも、だから僕はあの話が好きだ。ロマンス、騎士道、悲恋、嫉妬、勇猛、誠実。いろんなことが宝石のようにちりばめられている、あの話が好きだ。

 

カラマーゾフの兄弟』だって、すごく感動した。最後の最後、アレクセイが子どもたちに言った言葉たち。きちんと再現して書けないけどさ、

「子どものころ、親の家で暮らしている頃に作られた幸福な思い出。これより素晴らしいものがあるでしょうか」

「そういう思い出をたくさん集めて人生を作るなら、きっとその人は一生、救われる」

「たった1つしか素晴らしい思い出がなかったとしても、きっといつの日か、それが僕たちの救いに役立つ」

これほど人を感動させる言葉って、そうそうないと僕は思う。ハッキリいって、僕はあれを読んで泣いた。

 

僕のように、16歳で父を亡くしたりすると、こういう言葉は胸に突き刺さる。

今でも、たまに思い出すよ。小学生のころ、父や家族みんなで一緒にいった、八景島シーパラダイス

あれは本当に、幸福な思い出だ。あのような素晴らしい、幸福なものは、お金で買えるものじゃない。そして、あれを思い出すたび、僕は少しだけ、心が慰められる。そう、子どもの頃の幸福な思い出は、何にも優る大切な宝物だ。

 

こうやって、情緒的なことが理解できるのがシゾイドだ。これだけをとってみても、アスペルガーとシゾイドは別物の病気だって、理解できるはずだ。誰がこれらについて考えたとしてもそうだろう。

それなのに、あのクソども三人は……。

 

 

 

しばらくもう、語りたくない。とにかく、言いたいことは喋ったつもり。

「なぜ、僕はアスペルガーではないと、あいつらには理解できなかったんだろう?」

今でもたまに、そう考える。まぁ、真相は推察すらできないけど。

 

まだあいつらは、僕のような誤診例を量産しているんだろう。奴らのせいで、いったいどれだけの人間が破滅的な苦しみを味わうハメになってるんだろう?

本当は裁判所に訴えたり、マスメディアに頼んで真相を解明してもらったり、いろいろと希望はある。かないそうもないけど……。

 

まぁいい、何かも馬鹿馬鹿しい、silly thingだ。Everything is a silly thing, まったくだぜ。

栄華を誇ったアーサー王は、モルドレッドに裏切られて死んだ。『武器よさらば』の最後を見てみろ。女も子供も失って、主人公はホテルへ引き返して終わる。『エル・トポ』を観てみろよ、やっと地上に出られた奇形の人間たちは皆殺しにされ、エル・トポは怒って町の連中を皆殺しにして、最後は焼身自殺した。人生なんてそんなもんじゃないだろうか。僕はそう思う。Fuckin' shit.

 

 

 

♪No sign of the mornin' comin'
You've been left on your own
Like a rainbow in the dark
A rainbow in the dark

 

 

 

NO SIGN of the MORNIN' COMIN'